短編映画『サッドカラー』がPFFアワード2023に入選するなど、国内映画祭で高い評価を受けている新進気鋭の映像作家・髙橋栄一監督の映画『ホゾを咬む』が、新宿K’s cinemaにて絶賛公開中だ。 関西では12月16日(土)よりシネ・ヌーヴォ(12月16日に髙橋栄一監…
2023年は清水宏(1903-66)の生誕120年にあたる。清水宏と小津安二郎は同年生まれで、親友でもあった。小津が生誕120年を記念する特集上映が組まれているのに対して、清水の特集上映が開催されないのは残念至極だが(110年を記念する2013年には大々的な記念…
映像制作チーム「シネマ健康会」の松本卓也監督の長編作品が広島(横川シネマ)と大阪(シアターセブン)で公開される。 上映されるのは2023年4月に 新宿K's cinema にて公開され、香港の国際映画祭「Asia Film Art International Film Festival」で審査員特別…
大阪2児放置死事件を基にした『 子宮に沈める』 (2013) や、フェイクニュースによって自殺に追い込まれる少女とメディアの過熱報道による現代社会の歪みを描いた『 飢えたライオン』 (2017)などで知られる緒方貴臣監督の最新作『シンテレラガール』。 youtu…
映画『鳥』は2023年12月7日(木)NHKBSプレミアムにて放映(13:00~15:01) 映画『鳥』は、突然、鳥の大群が人間を襲い始め、幸せな日常生活が急変する恐怖を描いたアルフレッド・ヒッチコックの代表作の一つ。 『レベッカ』、『いま見てはいけない』など多…
近年、急速に国際的な再評価が高まっている相米慎二監督。 相米監督が1985年に制作した映画『台風クラブ』の4Kレストア版が、現在、全国の映画館で順次公開されている。 大人と子どもの中間にあたる中学生という年頃特有の不安定な感情の爆発を、台風の到来…
インディーズ映画『シヴァ・ベイビー』(2020)が高く評価されブレイクしたカナダのエマ・セリグマンが監督した映画『ボトムズ~最底で最強?な私たち』。 高校三年生のいけてないレズビアンの女子生徒二人が、卒業前に憧れのチアリーダーの心を射止めるために…
⻄村まさ彦 主演の映画『[窓] MADO』が、2023 年12⽉2⽇(土)より第七芸術劇場、2024年に元町映画館にて上映される(上映日が決まり次第追記します)。12月2日(土)、12月3日(日)には、西村まさ彦、大島葉子、麻王監督の舞台挨拶が予定されている(詳しくは劇場H…
ある日、普段とは全く違う恰好の妻を街で見かけた夫は家に隠しカメラを設置し・・・。 youtu.be 「後悔する」という意味のことわざ「を噛む」からタイトルをとった本作『ホゾを咬む』は、短編映画『サッドカラー』がPFFアワード2023に入選するなど、国内映画…
1933年、日本統治下の京城を舞台に、朝鮮総督府に潜む抗日スパイ“ユリョン”を巡る息を呑む諜報合戦を描いた映画『PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ』。 youtu.be 『毒戦 BELIEVER』などの作品で知られるイ・ヘヨン監督の最新作である本作は、『ペパーミン…
映画『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』は、『ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女』(2014)で衝撃的なデビューを果たし、“次世代のタランティーノ”と注目されたアナ・リリ・アミリプール監督の長編第三作にあたる。 youtu.be 12年もの間、精神病院…
映画『サタデー・フィクション』は、『スプリング・フィーバー』(2009)、『シャドウプレイ』(2018)などの作品で知られる中国のロウ・イエ監督の11作目にあたり、1941年の上海・英仏租界を舞台に太平洋戦争開戦までの一週間の各国の諜報戦をスタイリッシュな…
モノクロームの世界観が観る者を異世界へと誘う、新感覚の日本映画『ホゾを咬む』が12月2日(土)より新宿K’s cinema、12月15日(金)より池袋HUMAXシネマズ他にて全国順次公開される。 youtu.be 「後悔する」という意味のことわざ「を噛む」からタイトルを…
どんなものでも盗み出してきたプロフェッショナルな泥棒であるキャロルは、あることをきっかけに引退を決意する。長年コンビを組んで来た相棒のアレックスと新しく引き入れた運転手役のサムと共に、最後の仕事としてコルシカ島にある修道院に向かうが・・・…
youtu.be 2023年は小津安二郎監督(1903-1963)の生誕120年、没後60年にあたる記念すべき年だ。第36回東京国際映画祭(TIFF)では近年デジタル修復された作品を中心に特集上映が組まれ、また2023年12月8日(金)からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下りにて「小…
韓国の大都市の一つ、釜山の民家で爆発事件が発生。それは高IQ爆弾魔の連続テロ行為の始まりだった。 騒音に反応して爆発するという特殊な爆弾を操る犯人が予告電話をかけた相手は元海軍副長カン・ドヨンだった。カン・ドヨンは爆発を阻止するべく現場に急行…
『ダイナマイト・ソウル・バンビ』(2018)などこれまで発表した作品の数々が国内外の映画祭で高く評価されている映像制作チーム・シネマ健康会の松本卓也監督の新作『あっちこっち じゃあにー』が新宿K's cinemaにて絶賛上映中だ。 『あっちこっち じゃあにー…
映画『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』は、伊刀嘉紘監督が哲学ゾンビたちの進化を描く「物体シリーズ」第一弾作品だ。 (C)2023 金青黒 -sabikuro- 脳細胞が謎の寄生体に置き換えられることによる認知障がいが発生し、徐々に「心を失う」奇病が蔓延。完全…
2015年に起こったパリ同時多発テロ事件で最愛の妻を失ったジャーナリストのアントワーヌ・レリスが、事件発生から2週間の出来事をつづった世界的ベストセラーをドイツ人監督キリアン・リートホーフが映画化。 youtu.be テロの犠牲となった妻の遺体と対面した…
脚本・監督の太田真博が、自身の逮捕から着想した物語『エス』。 解禁されたポスタービジュアル (C)2023 上原商店 太田は2011年に不正アクセス禁止違反容疑などで逮捕された。演劇的手法を大胆に取り入れた独特の会話劇を撮る新進気鋭の監督として注目を集め…
映画『過去追う者』は、『ポルトの恋人たち 時の記憶』(2018)、『ある職場』(2020)などの作品で知られる舩橋淳監督が、受刑者の採用を支援する実在の就職情報誌の活動にヒントを得て、元受刑者の社会復帰に横たわる問題を描いたドキュ・フィクションだ。 you…
『ダイナマイト・ソウル・バンビ』(2018)、『サーチン・フォー・マイ・フューチャー』(2016)などの作品が国内外の映画祭で高く評価された映像制作チーム・シネマ健康会の松本卓也監督の新作映画『あっちこっち じゃあにー』。 youtu.be お笑いコンビを解散…
妻への疑念から、隠しカメラを設置し・・・ モノクロームの世界観が観る者を異世界へと誘う、新感覚の日本映画『ホゾを咬む』が12月2日(土)より新宿K’s cinemaにてロードショーされるのを皮切りに全国順次公開される。 (C)2023 second cocoon 「後悔する…
アレクシス・ノレントによる同名グラフィックノベルを原作に、マイケル・ファスベンダーが名もなき殺し屋をスタイリッシュに演じた映画『ザ・キラー』。 youtu.be デビッド・フィンチャー監督が、『市民ケーン』の脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを主人公…
『ダイナマイト・ソウル・バンビ』(2018)、『サーチン・フォー・マイ・フューチャー』(2016)などの作品が国内外の映画祭で高く評価された映像制作チーム・シネマ健康会の松本卓也監督の新作映画『あっちこっち じゃあにー』。 youtu.be お笑いコンビを解散…
一年に一度のヘアコンテストで優勝候補と目されていたスター美容師が頭皮を切り取られた姿で死んでいるのが発見された。一体彼に何が起こったのか!? youtu.be 映画『メドゥーサ デラックス』は、魅力的な導入部から全編ワンショット撮影で綴る、イギリスの新…
2023年は小津安二郎監督(1903-1963)の生誕120年、没後60年にあたる記念すべき年だ。第36回東京国際映画祭(TIFF)でも近年デジタル修復された作品を中心に特集上映が組まれている。 今回は小津の戦後の代表作の一本である『麦秋』を取り上げたい。 映画『…
アメリカ先住民連続殺人事件を題材にしたジャーナリストのデビッド・グランによるベストセラーノンフィクション『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』をマーティン・スコセッシ監督が映画化。 youtu.be 舞台は20世紀初頭のアメリカ、オク…
『ライブハウス レクイエム』(2016)や『ダイナマイト・ソウル・バンビ』(2022)などの作品で知られる映像制作チーム「シネマ健康会」の松本卓也監督の新作長編映画『あっちこっち じゃあにー』は、お笑いコンビを解散してピン芸人となった末松と、彼の動画配…
江戸文化の裏の華で“笑い絵”とも言われた春画。その研究者である芳賀一郎は、変わり者として知られていた。彼に偶然出会った弓子は、春画の世界の奥深さにすっかり魅せられ、芳賀に恋心を抱くようになる…。 youtu.be 映画『春画先生』は、塩田明彦が原作・脚…