2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「若尾文子映画祭 Side.A & Side.B」が2025年6月6日より東京・角川シネマ有楽町、6月21日より大阪シネ・ヌーヴォにて開催され、以降全国順次上映される。 それに伴い「YouTube 角川シネマコレクション」 にて増村保造 × 若尾文子コンビの異色作『妻二人』の…
ウィリアム・S・バロウズの自伝的同名小説を原作としたルカ・グァダニーノ監督の『クィア/QUEER』は、深い情動と視覚的詩情に満ちた作品だ。 舞台は1950年代のメキシコ。主人公のウィリアム・リーは、アルコール、タバコ、ヘロインに溺れる40代のアメリカ人…
世界のロックシーンに多大な影響を与えた伝説の12弦ギタリスト、レッド・ベリーの真実に迫るドキュメンタリー『ロックの礎を築いた男 レッド・ベリー ビートルズとボブ・ディランの原点』が2025年5月23日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺、テ…
東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバーである桐島聡の軌跡を描いた映画『「桐島です」』。2025年7月4日(金)より新宿武蔵野館ほかにて公開されるのを前に、本作のフィクション部分予告編、場面写真及び出演者のひとり北香那のコメントが届いた。 yout…
映画『白夜』は、セーヌ河岸とポンヌフを背景に、偶然出会った若き男女の、恋と愛にうつろう四夜を描くロベール・ブレッソン監督の1971年の作品だ。 1969年製作の『やさしい女』に続きドストエフスキーの短編小説を原作としており、舞台を19世紀ペテルブルク…
映画『ガール・ウィズ・ニードル』は、第1次世界大戦後のコペンハーゲンを舞台に、デンマーク史上最悪と言われる連続殺人をモチーフにした作品だ。 監督を務めたのは、スウェーデン出身でポーランドで映画制作を学んだ鬼才、マグヌス・フォン・ホーン。本作…
映画『ノスフェラトゥ』は、鬼才ロバート・エガース監督が、吸血鬼映画の原点とも言われる1922年のF.W.ムルナウによるサイレント映画「吸血鬼ノスフェラトゥ」を基に、独自の視点を取り入れて描いたゴシック・ホラーだ。 youtu.be 19世紀初頭のドイツ。不動…
『ビバリウム』『ザ・レイド』『神は銃弾』など、話題のジャンル映画を国内外に発信するアメリカの映画制作会社「XYZ FILMS」が製作した映画『ハイポ』が、2025年7月4日より新宿シネマカリテにて公開される。 (C)2022 HYPOCHONDRIAC LLC. ALL RIGHTS RESER…
世界のロックシーンに多大な影響を与えた伝説の12弦ギタリスト、レッド・ベリーの真実に迫るドキュメンタリー『ロックの礎を築いた男 レッド・ベリー ビートルズとボブ・ディランの原点』が2025年5月23日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか…
出産・離婚を経て引退したかつての名女優が、復帰をこわれ幼い息子を連れてロケ地に降り立つ。再会した旧知の監督は、アジア版『ボーン・アイデンティティー』ともいうべき新作アクション映画の主演を提案するが……。 映画『私は何度も私になる』は、名匠ヤス…
近未来。植物が育たず資源が乏しい世界では子供を産むことが厳格に制限されていた。資格を得るためにはアセスメント(査定)を受けなくてはいけない。査定を希望したある夫婦のもとに査定人がやってくる。これから一週間、彼女は家に滞在し、夫婦が親として…
日常が、人を殺す。 それでも僕らは、誰も殺したくない。 恋人として平穏な日常を送っていたはずの高校生の男女が思わぬ形で性的搾取と遭遇する物語を通じて、多くの人々が「ただの日常」と受け入れてしまう属性への偏見や経済格差が蔓延する社会と、それら…
韓国映画『スンブ 二人の棋士』は、曺薫鉉(チョ・フンヒョン)と李昌鎬(イ・チャンホ)という韓国を代表する実在の棋士を主人公にした人間ドラマだ。 師弟にして最大のライバルである二人を、イ・ビョンホンとユ・アインが演じている。 youtu.be 監督を務め…
元特殊部隊員のサラは、アメリカへの移住の手続きのために息子とともにフランクフルトのアメリカ領事館を訪ねるが、彼女がプレイルームで息子を遊ばせて受付に向かったわずかなすきに、息子は姿を消してしまう。探しても探しても見つからず、心配も頂点に達…
リチャード・マグワイアによるグラフィック・ノベルを映画化した『Here 時を超えて』は、『ロジャー・ラビット』(1988年)の実写アニメーションや『ポーラー・エクスプレス』(2004年)のモーションキャプチャなど映像のイノベーターとして知られるロバート…
マレーシア映画界を牽引するタン・チュイムイの監督復帰作『私は何度も私になる』(原題:野蛮人入侵)の日本での公開が決定。2025年6月28日(土)よりポレポレ東中野で先行公開され、新たに神保町にて開館するミニシアター、シネマリスでも公開されることと…
映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』は、大学のキャンパスを舞台に、孤独を抱えながらも偶然の出会いを通じて心を通わせる若者たちの姿を描いた青春映画だ。 主人公・小西徹と桜田花の関係性を軸に、現代の若者が直面する孤独感や、他者との繋が…
『焼け石に水』(2000)、『8人の女たち』(2002)、『スイミング・プール』(2003)などの作品で知られるフランス映画の巨匠フランソワ・オゾンの最新作『秋が来るとき』は、自然豊かなフランス・ブルゴーニュを舞台に、秋の色合いに満ちた人生ドラマが展開する。…