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映画『ピストルライターの撃ち方』緊急セカンドラン上映&関西・名古屋での順次公開も決定!あわせて縦型予告と追加場面写真が解禁

宮城県を舞台に再び原発事故が起こった世界で奮闘する棄民労働者たちの等身大の姿を描いた日本映画『ピストルライターの撃ち方』

(C)映画「ピストルライターの撃ち方」製作委員会

東芸大大学院映像研究科修了作品『しんしんしん』(2011年)や、若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)2018参加作品『サヨナラ家族』(2019年)の眞田康平が長年温めてきた企画をカタチにした待望の長編第二作だ。

 

6/17(土)~東京・ユーロスペースでの封切りに続き、好評につき、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』での東京セカンドラン上映が決定! あわせて大阪・第七藝術劇場京都シネマ神戸映画資料館、名古屋シネマスコーレでの順次公開も決定した。

 

また、縦型30秒予告と社会から見捨てられた被災地で奮闘する主人公・達也の生き様を窺わせる追加場面写真が解禁された。今回解禁された縦型予告には、主人公・達也を取り囲む、ヤクザ、タコ部屋の除染作業員、認知症の母親、地元を捨て引っ越していく同窓生の姿が映し出されている。

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『ピストルライターの撃ち方』は主演・奥津裕也の出身地、オール宮城県ロケにて撮影され、被災地の復興に再注目させるべく、再び原発事故が起こった近未来を舞台にしている。ヤクザの下で除染作業員を運ぶチンピラ、ムショ帰りの親友、出稼ぎ風俗嬢による社会から見捨てられた世界の片隅で懸命に生きようとする人々の人生を俳優一人ひとりが体現した群像劇である。

 

一方眞田監督は、自身も原発のある石川県出身で震災が風化していく東北の姿と自身の故郷とを重ね、物語を構想。念願の企画として12年前の福島県と故郷・石川県で起こりかねない近未来とを結びつけて執筆した脚本が『月刊シナリオ』7月号に、プロダクションノートが『映画テレビ技術』に掲載されるなど、上半期公開のインディーズ映画のなかで見逃せない重要な1本として、注目を集めつつある。  

 

『ピストルライターの撃ち方』公開館情報

(C)映画「ピストルライターの撃ち方」製作委員会

○東京 シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』7/21(金)~

○大阪 第七藝術劇場 9/16(土)~

○京都 京都シネマ 9/29(金)~

○兵庫 神戸映画資料館 近日公開予定

○愛知 名古屋シネマスコーレ 近日公開予定

 

映画『ピストルライターの撃ち方』作品情報

(C)映画「ピストルライターの撃ち方」製作委員会

2022年制作/日本映画/シネスコ/カラー/ステレオ/118分  R-15+

監督・脚本:眞田康平 プロデューサー:奥村康 撮影:松井宏樹 録音:高橋玄 音楽:長嶌寛幸 美術:飯森則裕 助監督:登り山智志 ヘアメイク:香理 制作:宮後真美

出演:奥津裕也、中村有、黒須杏樹

杉本凌士、小林リュージュ、曽我部洋士、柳谷一成、三原哲郎、木村龍、米本学仁  

 

映画『ピストルライターの撃ち方』のあらすじ

(C)映画「ピストルライターの撃ち方」製作委員会

遠くない未来。ある地方で再び原発事故が起こった。しかしその隣町では一見変化のない生活が続いている。

 

ピストル型のライターで煙草に火をつけるチンピラの達也は、ヤクザの下で立入禁止区域の除染作業員をタコ部屋まで運ぶバンの運転手をしている。そんな彼の下に、刑務所から出て来たばかりの親友の諒と出稼ぎ風俗嬢のマリが転がり込んできて、行き場の無い3人の共同生活が始まる―

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