デイリー・シネマ

映画&海外ドラマのニュースと良質なレビューをお届けします

2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Netflix韓国映画『カマキリ』あらすじと感想/『キル・ボクスン』のスピンオフ作品は圧倒的能力を持つ人とそうでない人の葛藤の物語

Netflix韓国映画『カマキリ』は2023年にNetflixで配信され好評を博したチョン・ドヨン主演の映画『キル・ボクスン』のスピンオフ作品だ。 『キル・ボクスン』は、業界ナンバー1の暗殺請負会社「MK」の中でも断トツの腕を誇る殺し屋キル・ボクスンが子育てに…

ビー・ガン監督待望の最新作『レザレクション(仮)』がカンヌに続き釜山国際映画祭で芸術貢献賞を受賞!

『ロングデイズ・ジャーニーこの夜の涯てへ』から7年、待望のビー・ガン監督最新作『レザレクション(仮)』が、第78回カンヌ国際映画祭(2025)で特別賞を受賞したのに続き、第30回釜山国際映画祭でも芸術貢献賞を受賞した。 「レザレクション(仮)」 2025年9月…

衝撃の社会派ドラマ映画『安楽死特区』(監督:高橋伴明) 全キャスト発表&W主演の毎熊克哉×大⻄礼芳のコメントが到着

死にたいと願うのはエゴか―― 生きていてと願うのは愛か―― 映画『安楽死特区』が2025年1月23 日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開される。 在宅医として 2500 人以上の看取りを経験してきた医師で作家の長尾和宏による同名小説が原作の映画『安楽死特区』は…

映画『ブラックバッグ』あらすじと感想/ソダーバーグ×マイケル・ファスベンター×ケイト・ブランシェットによるクールなスパイスリラー

『KIMI/サイバー・トラップ』(2023)と『プレゼンス 存在』(2024)で成功を収めたスティーヴン・ソダーバーグ監督と脚本家のデヴィッド・コープが3度目のタッグを組んだ映画『ブラックバッグ』はロンドンを舞台にしたクールなスパイ映画だ。 主演のジョージと…

ジョージ・マイケルの栄光と孤独の日々を描いたドキュメンタリー映画『ジョージ・マイケル 栄光の輝きと心の闇』の公開が決定!

ジョージ・マイケルの栄光の日々と語られなかった永遠の孤独を描いたドキュメンタリー『ジョージ・マイケル 栄光の輝きと心の闇』が彼の命日翌日の12月26日(金)より全国順次公開されることが発表され、ポスタービジュアルが解禁された。 A PROTOCOL MEDIA …

Netflix韓国ドラマ『ウンジュンとサンヨン』(全15話)あらすじと感想/キム・ゴウンとパク・ジヒョンの新たなる代表作

Netflixドラマ『ウンジュンとサンヨン』(全15話)は、互いを深く理解し愛し合いながらも、羨望と嫉妬で衝突する二人の女性、ウンジュンとサンヨンの複雑な関係を描いた感動的なヒューマンドラマだ。 友情、愛情、嫉妬、裏切りが交錯する二人の物語は、10代…

ネイティブ・ハワイアンの親子の絆を描いた映画『モロカイ・バウンド』の本予告が解禁&特別試写会開催・抽選で5組10名を招待

ネイティブ・ハワイアンの親子の絆を描いた映画『モロカイ・バウンド』が2025年10月17日より東京、恵比寿ガーデンシネマほかにて全国公開される。 『モロカイ・バウンド』は、ネイティブ・ハワイアンであり、沖縄にもルーツを持つアリカ・テンガン監督の2作…

音楽ドキュメンタリー映画『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』の公開日が決定!ポスタービジュアルが解禁!

音楽ドキュメンタリー映画『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』が、ジョン・レノンの命日直前の12月5日(金)より全国順次公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁された。 © 2025 BORROWED TIME THE MOVIE LIMITED 1980年12月8日、悲劇的…

人体で1脚の椅子を作るR18ハードコア・スラッシャー・ムービー『インコンプリート・チェアーズ』(監督:宇賀那健一)2026年1月に公開決定!

エクストリーム・スラッシャー・ムービー『インコンプリート・チェアーズ』が 2026年1月に公開されることが発表された。また、第16回スラッシュ・ファンタスティック映画祭にてワールドプレミア、第25回高雄映画祭にて組まれる宇賀那監督の特集上映「UGANA K…

【第七藝術劇場でアンコール上映決定‼】映画『シンペイ 歌こそすべて』あらすじとレビュー/神山征二郎監督が中村橋之助主演で描く作曲家・中山晋平の生涯

映画『シンペイ 歌こそすべて』は、大正時代から昭和初期を中心に3,000曲にものぼる歌を世に送り出し、日本の近代音楽史に大きな足跡を残した作曲家・中山晋平の生涯を描いた作品だ。 誰もが耳にしたことのある旋律が次々と登場し、名曲に宿る普遍的な魅力を…

ポルトガル産マザコン・ホラー映画『アメリアの息子たち』(Amelia's Children)禁忌×戦慄の《母の愛》描く予告編が解禁! 怪談師・深津さくら等 推薦コメントが到着!

ポルトガル産ホラー映画『アメリアの息子たち(原題:Amelia's Children)』が2025年10月25日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて劇場公開される。 実の親を探すエドとその恋人ライリーはニューヨークからポルトガル北部の山奥へと旅立つ。壮麗…

映画『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』あらすじと考察/西島秀俊×グイ・ルンメイ主演の国際合作サスペンス

西島秀俊とグイ・ルンメイが夫婦役を演じる『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』は、異国の地で揺らぐ家族の絆を通じて、信頼と不信、そして「他者」としての夫婦の在り方を鋭く問いかける作品だ。 真利子哲也監督が全編ニューヨークで撮影を敢行し、…

Netflix配信映画『木曜殺人クラブ』あらすじと解説/英国&アイルランドを代表するキャストで大ベストセラー・ミステリ小説を映画化。

英国のテレビ司会者・プロデューサーのリチャード・オスマンが2020年に発表したミステリ小説『木曜殺人クラブ』をスティーブン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメント製作、『ホーム・アローン』、『ミセス・ダウト』、そして「ハリー・ポッター…

映画『愛のごとく』(井土紀州監督)2026年1月公開決定! 主演の古屋呂敏&共演・宮森玲実のティーザービジュアル 2種が解禁!

戦後純文学の俊英・山川方夫の遺作となった傑作短編小説の初映画化作品であり、愛と孤独の狭間で彷徨う人間の本性を詩情豊かに描いた『愛のごとく』。 主人公の小説家ハヤオを演じたのは、ドラマ『VIVANT』などで注目を浴び、本作が映画初主演となる古屋呂敏…

映画『バード ここから羽ばたく』あらすじと評価/アンドレア・アーノルド監督による少女の成長物語

映画『バード ここからはばたく』は、イギリス・ケント州の労働者階級の家庭を舞台に、孤独を抱える12歳の少女ベイリーが、奇妙な謎の男バードと出会ったことで世界の広がりを感じ、周囲の愛に気づく姿を描いた青春ヒューマンドラマだ。 監督を務めたのは、…

映画『ロマンチック金銭感覚』新宿Kʼs cinemaでの初日舞台挨拶に佐伯監督&緑茶監督×「aiyueyo」木村佳奈が登壇 公式リポートが到着

未曾有の金融危機、円安による物価の高騰、市民への容赦ない課税……普段私たちが何気なく財布に入れている「お金」についての本質を問いかける映画『ロマンチック金銭感覚』の東京本公開が2025年9月6日(土)より新宿Kʼs cinemaにてスタートした。 youtu.be …

3DCGアニメ『後朝の花雪』栗栖直也監督公式インタビュー解禁×超激レア・フィギュアストラップのプレゼントが決定!

世界的に評価された3DCGアニメ『ねむれ思い子 空のしとねに』(2016)をただ一人で作り上げ、世界でも高い評価を受けた栗栖直也監督の9年ぶりの最新3DCG短編アニメ『後朝の花雪』(きぬぎぬのはなゆき)が2025年10月17日からシネ・リーブル池袋(東京)、テ…

「第21回大阪アジアン映画祭」各賞発表 グランプリ(最優秀作品賞)は中国映画『最後の夏』(監督:シー・レンフェイ)

2025年9月7日(日)に第21回大阪アジアン映画祭(Osaka Asian Film Festival EXPO 2025 – OAFF 2026)が閉幕した。2025年8月29日から9月7日までの10日間、20の国と地域の全68作品(うち、世界初上映23作、海外初上映5作、アジア初上映3作、日本初上映23作)が上…

韓国映画『寒いのが好き』(차가운 것이 좋아!)あらすじと感想(第21回大阪アジアン映画祭上映作品)/理性を残すゾンビと出会う韓国ウェルメイド社会派ゾンビ映画

『おひとりさま族』でOAFF2022グランプリに輝いたホン・ソンウン監督の最新作『寒いのが好き』(2025)は、社会派要素とラブコメ的な映像表現を兼ね備えた新感覚ゾンビ映画だ。 youtu.be ゾンビ感染が落ち着きつつある世界で、非正規雇用社員のヒロイン、サ・…

映画『愛はステロイド』(Love Lies Bleeding)あらすじと解説/A24が贈るクリステン・スチュワート主演の異色のラブサスペンス

映画『愛はステロイド』(原題:Love Lies Bleeding)は、 A24 製作の最新クライム・サスペンス だ。監督を務めたのは長編映画デビュー作『セイント・モード 狂信』(2019)で知られる新鋭ローズ・グラス、主演には『トワイライト』シリーズや『パーソナル・シ…

映画『8番出口』あらすじと考察/二宮和也が「迷う男」に扮するゲーム原作の心理スリラー

映画『8番出口』は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEが個人制作でリリースし、世界的ブームを巻き起こしたゲーム「8番出口」の映画化作品だ。 地下鉄の改札を出て白い地下通路を歩いていた男は、「出口8番」の看板をみながら、そこに…