『トーキョー・スキヤキ・シアターズ(英:Tokyo Sukiyaki Theaters)』は日本でインディペンデント作品の映画配給を行うCinemagoと、国際的な観客にインディペンデント映画をストリーミングしているtodoiFによる共同プロジェクトだ。
両社の強みを活用するこのハイブリッド映画祭は、オンライン、オフライン両環境から、映画を同時に世界中の観客に発表できる特別な場所として、世界各国で制作されたインディーズ映画の公平かつ平等である価値を、お互いに讃え和える唯一無二の映画の祭典だ。
実行委員会の審査に基づき、最優秀長編作品賞、最優秀短編賞を選定。さらに最優秀芸術貢献賞(スキヤキアワード)に選ばれた作品は、映画祭終了後にCinemagoの配給による東京での劇場公開が行われる予定。
初年度開催となる2024年は、スキヤキアワード、最優秀ドキュメンタリー賞ダブル受賞の『アルケミストのダンス』(スペイン)、最優秀長編作品賞『マミーへのラブレター』(フランス)、最優秀短編作品賞『自由を求めて』(ベトナム)が選出され、世界の監督たちが現代に残したいテーマや、被写体を活写することに務めたユニークな作品が並ぶ。
また、「ニュー・トーキョー・セレクション」には、日本在住で活躍する映像作家たちの短編作品を選出。吉田有佑監督『休日』『氷河期サウナ』、キム・テヒョン監督『すみませんが、助けに行きませんよ!』、鈴木剛志監督『ふれる』が入選を果たした。
「トーキョー・スキヤキ・シアターズ2024」受賞作品は現在、todoiFにてオンライン配信されているが(11/30(土)まで)、12月7日(土)、8日(日)の2日間、高円寺シアターバッカスにて上映される。
『トーキョー・スキヤキ・シアターズ』劇場上映会の詳細
■日時
2024年12月7日(土)、8日(日)の2日間限定
■会場
高円寺シアターバッカス
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2丁目21−6 レインボービル 3F
TEL: 03-5364-9785
※日程は上映作品の都合により、変更の可能性がございます。予めご了承下さい。
■上映作品ラインナップ
① Aプログラム:『アルケミストのダンス』(スペイン/ドキュメンタリー/84分)
スペインを代表するフラメンコ界の女王と呼ばれる、マリア・パヘスの功績を描いたドキュメンタリー。2022年にローマ劇場で上演された千夜一夜物語をベースにした戯曲「シェヘラザード」の舞台裏からパへスと彼女を支える舞踏団の姿を追う。
「トーキョー・スキヤキ・シアターズ2024」最優秀芸術貢献賞、ドキュメンタリー
作品賞受賞作品。
12/7(土)15:00~/19:00~
12/8(日)11:00~/17:00~
②Bプログラム:『マミーへのラブレター』(フランス/ドキュメンタリー/80分)
2018年に90歳で亡くなった加瀬千恵子の半生を辿るドキュメンタリー。日本を代表する空手家、加瀬泰治の妻として2人の幼い娘とともにパリに移住し、半世紀以上を海外で過ごした日本人女性の姿を、彼女を「マミー(おばあちゃん)」と慕う長村ひかり監督の視点から描く愛と別れのドキュメンタリー。山形国際ドキュメンタリー映画祭2021にて未完成版が入選した後、長編化作品として2023年に完成した。
「トーキョー・スキヤキ・シアターズ2024」最優秀長編作品賞受賞作品。
12/7(土)12:00~/21:00~
12/8(日)15:00~/19:00~
③『自由を求めて』(ベトナム/ドラマ/9分)
監督・脚本をポーランド出身のヤコブ・ザジャックが務めた短編作品。抑圧されて生きるひとりの幼い少年が、籠の中の鳥と出会うドラマ。「トーキョー・スキヤキ・シアターズ2024」最優秀短編作品賞受賞作品。
※①『アルケミストのダンス』②『マミーへのレター』のA:Bプログラムと併映
④Cプログラム:ニュー・トーキョー・セレクション
東京から世界へ発信する3名の新鋭監督による珠玉の短編4作品を一挙上映。
『休日』『氷河期サウナ』(吉田有佑監督作品)『ふれる』(鈴木剛志監督作品)
『すみませんが、助けに行けませんよ!』(キム・テヒョン監督作品)
12/7(土)17:00~
12/8(日)13:00~/21:00~
※入場料金:当日1,800円(前売り券1,500円)、1日フリー券4,000円
主催:TodoiF × Cinemago
公式サイト: https://tst.todoifilms.com/