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ゲイリー・ハギンズ監督の悪夢の《ご当地映画》『キック・ミー 怒りのカンザス』の公開を記念してトークイベントの開催が決定!

2024年3月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて「未体験ゾーンの映画たち2024」の1本として公開される映画『キック・ミー 怒りのカンザス

(C)Meconium Pictures/Cinemago

ゲイリー・ハギンズ監督が自らの故郷カンザスカンザスシティ(通称:KCK)を舞台に、10年の歳月と狂気をありったけブチ込んだ長編デビュー作だ。
3本足の犬、路上にぶら下がるジェンケムなど、監督のKCKでの驚愕の実体験の数々をモチーフにした悪夢の《ご当地映画》である。

KCKに迷い込む不運なダメオヤジ主人公を演じたサンティアゴバスケスは、実は20年以上現場で死線を潜り抜けてきた現役麻薬Gメン。2023年の地元・カンザスシティ国際映画祭にてバスケスが最優秀俳優賞を受賞した他、同年9月には「カナザワ映画祭」史上初の海外作品部門で《満場一致》の最優秀長編作品賞を獲得した。

上映を記念してゲイリー・ハギンズ監督の緊急来日が決まり、3月15日(金)21:00の回上映後(22:35~)には、ハギンズ監督と、カナザワ映画祭2023の審査員として本作を絶賛した脚本家の佐藤佐吉によるトークイベントが開催されることが決定!
数々の修羅場を潜り抜けた地獄の撮影エピソードや、カンザス市民を起用したご当地映画の制作秘話についての奇想天外トークが予定されている。

ゲイリー・ハギンズ監督プロフィール
アメリカ・カンザスカンザスシティ出身。
フィルムメーカーマガジンによって「インディペンデント映画の新しい顔」に選ばれた映画監督。過去に監督した短編映画でサンダンス、SXSW、クレルモンフェラン、世界中の数十のフェスティバルで上映経験を持つ。普段は図書館の司書として勤めながら、10年以上かけて初長編作品『キック・ミー 怒りのカンザス』を完成させた。

 

佐藤佐吉プロフィール
大阪府出身の脚本家、映画監督、俳優。
脚本家として『殺し屋1』(2001)俳優として『キル・ビル』(2003)に携わり、『東京ゾンビ』(2005)で長編映画監督デビュー。以降、数多くの作品に脚本・監督として携わる。映画美学校講師、立教大学映像身体学科兼任講師  

 

 

また、この度、ハギンズ監督とサンティアゴバスケスによるメッセージ動画入り予告編も公開された。

youtu.be

 

映画『キック・ミー 怒りのカンザス』の作品情報

(C)Meconium Pictures/Cinemago

2023年製作/アメリカ映画/英語・スペイン語/85分/G(映倫区分)

脚本・監督・編集・制作:ゲイリー・ハギンズ  プロデューサー:レオーネ・リーヴス 脚本・アートデザイン:ベッツィ・グラン 音楽:ジェフ・フリーリング 日本語字幕:川野耕一 宣伝デザイン:脇原由利香 宣伝:河合のび、滝澤令央、松野貴則 配給:Cinemago
出演:サンティアゴバスケス
ラモーン・アームストロング、マシュー・スタサス、エリック・ローガン  

 

映画『キック・ミー 怒りのカンザス』あらすじ

サンティアゴバスケスは、ミズーリ州カンザスシティ(KCMO)の聖シリル高校に勤めるお節介なスクールカウンセラー。ある日彼は、学校一の天才問題児ルーサーの退学処分を防ぐため…というよりも保身のため、娘の合唱発表会の前夜、全住民クレイジー揃いの隣町カンザスカンザスシティ(KCK)に足を踏み入れる。ところが、なぜか地元ギャングのトラブルに巻き込まれ、挙げ句の果てにはパンツ一丁で町中を逃走させられるハメに。果たして“生徒と家族想いの先生”なバスケスは、大魔境KCKから生還できるのか!?