その声はどこから来るのか……温もりと不穏が奏でる、未知のサイコ・スリラー。
かつての連続児童殺傷事件の影が落ちる団地。少年と彼を見守る管理人の心の交流は、人の心を時に癒し、時に壊す、誰も名前を思い出せない声“ポカポン”に飲み込まれていく──。
第38回東京国際映画祭 Nippon Cinema Now部門に公式出品され、日本映画史上で類を見ない映画の“異質”な魅力に多くの人々が衝撃を受けた映画『POCA PON ポカポン』。

『横須賀綺譚』が重慶青年映画祭で絶賛された監督・大塚信一は、日本映画界を代表する巨匠、故・長谷川和彦に師事したのち、有名ラーメン店で働きながら映画を制作。主人公の少年・健太役に『海辺へ行く道』など注目作が続く原田琥之佑、健太を見守る団地の管理人・駿一役に実力派・尾関伸次が扮するほか、菜 葉 菜、大角英夫、川瀬陽太、山崎ハコら優れた俳優陣が世代を超えて集結した。
このたび2026年5月9日(土)新宿Kʼs cinema、ユーロスペース他、全国順次公開を迎える本作の劇場用予告編が初解禁。
さらに、俳優の佐藤浩市と渋川清彦、映画監督の横浜聡子と佐藤佐吉、木村文洋など多くの映画人の推薦コメントが到着した。
目次
映画『POCA PON ポカポン』推薦コメント(敬称略・順不同)

この映画を観て、生きとし生けるものという言葉が紡ぐものと、永山則夫の木橋が胸の中に去来した。人は人だけではなく,なにかと出逢うことで救われる事がある。ただしその出逢いを自身が作れるか否かはその人の歩み次第。
──佐藤浩市(俳優)
一本の映画の中で人ってこんなに変わるものなのか? 人間の成長そのものが映っていて何だか怖かった。その人原田琥之佑こそ、真の怪物なのかもしれない。
──横浜聡子(映画監督)
かつて人間を描く骨太の作品が 日本映画に多くあった。そんな懐かしさと、そこにとどまらない新しさ。素晴らしい。
──伊藤洋司(中央大学教授)
不穏な単音になにか起きそうな予感に引き込まれ、それが和音になった時、希望が見えた気がした。
──渋川清彦(俳優)
観終わったが最後、この作品はあなたの人生にとりついて離れなくなるだろう。
──吉川浩満(文筆家、編集者)
明るい狂気がクールな音楽と共に画面を開放し、赤塚不二夫「バカボン」のスピリットが流れ込んでくる!
──田村千穂(映画批評)
不吉で恐ろしく、しかし本当の意味で生命の肯定に満ちた映画だ。
──CDB(映画ライター)
海外で配給が実現すれば、黒沢清のファンは間違いなく惹きつけられるだろう。
──Katie Rife(作家、批評家)
*RogerEbert.com(2025)より抜粋
『POCA PON ポカポン』はフィクションの皮を破り現実を見つめる私たちの視線を静かに揺さぶる。
──佐藤佐吉(映画監督、脚本家、俳優)
人間を簡単にやめられることに、私たちは気づけない。
──木村文洋(映画監督)
映画『POCA PON ポカポン』あらすじ

世界の外から聞こえてくる貧しい生活、隣人の騒音。不条理な現実に苛立ちながらも、母・朝子、弟・祐二を支えようと生きる中学生の健太。そして、彼の周りで鳴り響く“ポカポン”という謎の声。
そんな家族を静かに見守るのは、団地の管理人・駿一。やがて、健太と駿一は心を通わすようになるが、かつて世間を震撼させた連続児童殺傷事件の犯人が、この団地に潜んでいるという噂が流れ始め……。
映画『POCA PON ポカポン』作品情報

2025/日本/94分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch
監督・脚本:大塚信一 音楽:新音楽制作工房/菊地成孔 プロデューサー:森田一人、浅野博貴 アソシエイトプロデューサー:出町光識、安田初子 撮影・美術:永山正史 照明:神野誉晃 録音:佐藤祐美 VFX:佐治英理人 助監督:平波 亘、國谷陽介、秋葉美希
出演:原田琥之佑、尾関伸次、菜 葉 菜、大角英夫、川瀬陽太、山崎ハコ、足立智充、久田松真耶、木村知貴、牛丸亮、松本太陽
提供:映画『POCA PON ポカポン』 製作委員会 配給:インターフィルム Cinemago