オリヴァー・ストーンが暴くエネルギー戦争の裏側についてのドキュメンタリー『未来への警鐘 原発を問う』が2025年8月1日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されることが決定し、ポスタービジュアルが届いた。
自身のベトナム戦争体験をもとに描いた『プラトーン』(1986)と『7月4日に生まれて』(1989)でアカデミー賞の監督賞を2度受賞したオリヴァー・ストーン監督が、「いかに気候変動を解決するか」について書かれたアメリカの科学者ジョシュア・S・ゴールドスタインの著書『明るい未来』を基に、原子力エネルギーを見直すドキュメンタリーを制作。
2050年までに現在の2〜4倍のクリーン電力が必要と言われる中、現実的に見て再生可能エネルギーではこのギャップは埋まらない。今、人類が選ぶべきエネルギーとは何か。
広島・長崎への原爆投下、チェルノブイリ原発事故、福島第一原子力発電所事故など、人類はこれまで被ばくによる被害を目の当たりにしてきた。だが、石油・ガス業界が率先して行ってきた原子力エネルギーに対する大規模なネガティブ・キャンペーンによって、核に対する恐怖心を煽られた一面もあると、オリヴァー・ストーンは指摘する。
地球が気候変動とエネルギー貧困の課題に直面する今、果たして「原発」は未来への鍵となるのか。
オリヴァー・ストーンの原子力に対する提案をどう受け取るべきか。世界に問う、衝撃のドキュメンタリーだ。
本作は2022年のヴェネチア国際映画祭ではCICT-UNESCOエンリコ・フルキョーニ賞を受賞している。
ドキュメンタリー映画『未来への警鐘 原発を問う』作品情報
2022年/アメリカ/105分/カラー/5.1ch/原題"NUCLEAR NOW"/配給:NEGA
監督・脚本:オリヴァー・ストーン 脚本:ジョシュア・S・ゴールドスタイン 音楽:ヴァンゲリス
公式サイト: https://nuclearnow.negadesignworks.com
公式X:https://x.com/nuclearnowjp
公式Facebook: https://www.facebook.com/nuclearnow2025jp/
ドキュメンタリー映画『未来への警鐘 原発を問う』あらすじ
2017年、トランプ大統領はアメリカをパリ気候協定から脱退させ、気候変動をでっち上げだとしたが、多くの人々は、再生可能エネルギーという形のクリーンエネルギーを選んだ。再エネへの世界の投資はおよそ3兆ドルに達し、太陽光は8割、風力は5割コストが下がった。だが、多大な努力と期待にもかかわらず、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、30年以内に炭素排出をほぼ100%カットしなければ、2050年までに生態系と経済に深刻な被害が及ぶと示した。アカデミー賞の監督賞を2度受賞した社会派監督のオリヴァー・ストーンは、自ら原子力発電所などに出向いて取材をし、エネルギー源を見直すことに。