タイラー・タオルミーナ監督の⻑編デビュー作『ハム・オン・ライ』が2024年1月27日(土）～2月2日（金）の期間、シアター・イメージフォーラムにて上映される（21:00〜上映開始）。
『ハム・オン・ライ』で描かれるのは⼩さな町の閉塞感と10 代の焦燥感、⼾惑いと躊躇い、不安と抵抗、そして、⾃分⾃⾝と⾃分が今いる場所を⾒つめ、⽿をすませることで未来の可能性を⾒つける少年少⼥たちの姿だ。ひとつの季節とも⾔える若者たちの過程を⾔葉ではなく映像で切り取っている。作品を包む不穏な空気と独創性は、"「⻘春」ミーツ「デイヴィッド・リンチ」"と呼ぶのが相応しいだろう。
本作の企画・配給は、映画チア部大阪支部。関西のミニシアター・シーンを盛り上げるために学生を中心に有志で設立された同団体は、関西の映画宣伝活動のほかに、自社配給・上映会も行なってきた。
東京では音楽ドキュメンタリー映画『マイ・シークレット・ワールド』、『ティーンエイジ・スーパースターズ』を上映してきた実績がある。
『ハム・オン・ライ』は2022年に大阪/シネ・ヌーヴォにて日本初公開となる自主配給上映を行い、その後、京都/出町座、兵庫/元町映画館でも上映し、好評を博した。東京での上映は今回が初となる。
また、上映後には特別ゲストによるイベントの実施も決定。
（詳細は劇場HPでご確認ください）
映画『ハム・オン・ライ』作品情報
2019年製作／アメリカ映画/原題：Ham on Rye
監督: タイラー・タオルミーナ 脚本: タイラー・タオルミーナ、エリック・バーガー ⾳楽: Deuter
出演: ヘイリー・ボーデル、コール・ディヴァイン、オードリー・ブース、ガブリエラ・エレーラ、アダム・トーレス、サム・エルナンデス、
ルーク・ダルガ、ブレイク・ボーダーズ、ティモシー・テイラー、グレゴリー・ファラテック、ローラ・ウェルネット、デイヴィッド・クローリー・ブロイルズ、ヘンリー・ノリン、ハル・ロスウェル、グラント・マクレラン、ダン・ジャブロンズ
特別出演: ロリ・ベス・デンバーグ、ダニー・タンベレッリ、クレイトン・スナイダー、アーロン・シュワルツ
企画・配給・宣伝: 映画チア部大阪支部 協力: Gucci’s Free School、シネ・ヌーヴォ、出町座
映画『ハム・オン・ライン』あらすじ
とある地⽅の町に暮らすヘイリー、グウェン、トリッシュの3 ⼈と、同年代の少年少⼥たち。思い思いに着飾った彼⼥たちは、期待と不安を抱えながら地元のお店・モンティーズへと向かう。
ハム・オン・ライ(サンドイッチ)をかじりながら、これから店内で⾏われる通過儀礼のような"儀式"を待つ⼀同。そして始まった儀式にヘイリーも参加するのだが…
若者たちの選択と将来を、タオルミーナ監督の仕掛けが⽰唆する⻘春譚。
