2023年6月10日(土 )より大阪・シネ・ヌーヴォにて寺山修司没後40年記念として、特集上映「寺山修司映画祭2023 映画監督◉寺山修司 —映像の魔術師・寺山修司のシュールでアヴァンギャルドな映像作品を一挙上映 —」が開催される。
初の長編映画である『書を捨てよ町へ出よう』(1971)、カンヌ国際映画祭をはじめ数多くの映画祭で高い評価を得た『田園に死す』(1974)、マルケスの『百年の孤独』をテキストに、虚構の歴史を描いた一大叙事詩で寺山の遺作となった『さらば箱舟』(1984)などの長編作品から、中編作品『草迷宮』(1979)、数々の実験映画まで、没後40年経った現在もなお異彩を放つ寺山修司の映像作品が一挙上映される貴重な機会だ。
また、寺山修司が遺した唯一の長編小説を、時代設定を2021年の新宿にして映画化した岸善幸監督、菅田将暉、ヤン・イクチュン主演の『あゝ荒野』(2017)前編・後編も上映される。
6月10日（土）には、ビジュアルアーツ専門学校大阪にてパフォーマンス上映、11日(日)にはトークイベントが予定されている。
会期
2023年6月10日(土)～23日(金) ※6/17（土）〜6/23（金）は『あゝ荒野 』前後篇のみ上映
会場
ビジュアルアーツ専門学校大阪（6/10土パフォーマンス上映のみ）
上映作品
◎長編作品：『書を捨てよ町へ出よう』138分 『田園に死す』102分『さらば箱舟』127分『上海異人娼館』90分
◎中編作品：『草迷宮』40分
◎実験映画 ：『迷宮譚』17分『消しゴム』20分『一寸法師を記述する試み』19分『青少年のための映画入門』3分 『疱瘡譚』31分 『マルドロールの歌』27分『ローラ』9分『審判』34分『檻囚』11分『トマトケチャップ皇帝』27分 『ジャンケン戦争』12分『蝶服記』12分 『書見機』22分 『二頭女−影の映画』15分
イベント
①パフォーマンス上映「実験映画集1」 6/10土11:00／14:00（2回上映）
場所：ビジュアルアーツ専門学校大阪 住所：大阪市北区曽根崎新地2-5-23
②トークイベント：6/11（日）13：20『田園に死す』の回上映後
ゲスト：森崎偏陸さん（元・天井桟敷/『ローラ』出演/寺山修司・義弟）、
笹目浩之さん（テラヤマ・ワールド ポスターハリス・カンパニー代表）
場所：シネ・ヌーヴォ
③寺山修司本フェア開催 場所：MoMoBooks-モモブックス- 住所：大阪市西区本田4-9-13
※上映スケジュール、料金等、詳しくは下記専用HPでご確認ください。
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/terayamashuuji2023/terayamashuuji2023.html
地下鉄中央線「九条駅」6 号出口徒歩 3 分／阪神なんば線「九条駅」2 号出口徒歩 3 分
大阪市西区九条 1-20-24 TEL：06-6582-1416 FAX：06-6582-1420
