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シネ・ヌーヴォで2つの特集上映開催 / 「時代劇が前衛だった」&「没後30年 女優・太地喜和子」

大阪のミニシアター「シネ・ヌーヴォ」で、この秋、2つの日本映画の名作特集上映が開催されます。

 

一つ目は、10/22(土)〜11/4(金)【時代劇が前衛だった〜日本映画の青春期 牧野省三、衣笠貞之助、伊藤大輔、伊丹万作】<古賀重樹著『時代劇が前衛だった』(淡交社刊)出版記念上映>です。

(C) Cinenouveau

日本映画の黎明期・京都、時代劇を創意あふれる前衛的な芸術として、牧野省三、衣笠貞之助、伊藤 大輔、伊丹万作、山中貞雄の作品の今見ても古びていない新鮮な魅力をスリリングに描き出した古賀重樹さんの新刊『時代劇が前衛だった』(淡交社刊)出版を記念し、9 月に現存 3 作品を上映した山中貞雄を除く 4 人の監督たちの古典的名作を一挙上映!

“「古典」「名作」と言われている日本映画初期の作品は、じつはこんなに前衛的で新しく、面白い!”

 

(上映作品) 牧野省三作品;『豪傑児雷也』(21)、『逆流』(24)、『雄呂血』(25)  衣笠貞之助作品:『狂つた一頁』(26)、『十字路』(28)、『地獄門』(53) 伊藤大輔作品:『忠次旅日記(第三部御用篇)』(27)、『御誂次郎吉格子』(31)、『下郎の首』(55)、『王将』(48)、『われ幻の魚を見たり』(50)、伊丹万作作品;『国士無双』(32)、『赤西蠣太』(36)

詳しくは下記専用ページをご覧ください。

時代劇が前衛だった/日本映画の青春期

 

二つ目は、10/29(土)〜11/10(木)【没後30年 女優・太地喜和子】です。

 

(C)Cinenouveau

この10月13日に没後 30 年を迎える女優・太地喜和子さんの特集上映です。女優魂にあふれ、人生を舞台・映画に捧げた名優・太地喜和子さん。女の情念がたぎる圧倒的な演技 力と独特の存在感で杉村春子の後継者と 目され、活躍が最も期待されていた1992 年にわずか 48 歳の若さで事故死。没後30年となる2022年、名女優の代表作 6 本を一挙上映!

 

(上映作品)『藪の中の黒猫』(68)、『コント55号とミーコの絶体絶命』(71)、『喜劇 男のなきどころ』(73)、『喜劇 女の泣きどころ』(75)、『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(76)、『新宿馬鹿物語』(77)

 

詳しくは下記専用ページをご覧ください。

没後三十年 女優・太地喜和子

 

普段、なかなか見られない作品群をまとめて観るチャンスです。お見逃しなきよう!

 

【開催場所】シネ・ヌーヴォ(大阪・九条):大阪メトロ中央線「九条駅」6番出口/阪神なんば線「九条駅」2番出口  住所:大阪府大阪市西区九条1-20-24