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映画『億万長者の不都合な週末』監督インタビューと監督メッセージ映像&本編映像が解禁!

究極の階級社会を描いた『プラットフォーム』で、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門観客賞を皮切りに、シッチェス・カタロニア映画祭では最優秀作品賞を含む 4 部門での受賞を成し遂げるなど、世界のジャンル系映画祭を席巻したガルデル・ガステル=ウルティア監督、待望の最新作『億万長者の不都合な終末』2026年 6月19日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。

 

© 2023 RICH FLU A.I.E, NOSTROMO PICTURES S.L., BASQUE FILMS SERVICES S.L., MAMMA TEAM SONDER ENTERTAINMENT S.L.

 

本作は『プラットフォーム』製作チームとパブロ・ラライン監督が率いるオスカー常連プロダクションがタッグを組み、強力な布陣のもと、ビリオネア、ミリオネアといった上流階級だけが感染する謎の奇病≪リッチフルエンザ≫が蔓延し、“歯が白く輝いた者から死に至る”という未曾有のパンデミックに見舞われた世界を描く。

成功の象徴だった“富”は、やがて“淘汰の印”へ──。その瞬間、資本主義の世界は音を立てて崩壊していく。世界が揺れる"今"だからこそ観たい、最も刺激的で、ブラックユーモア満載の≪階級逆転≫エンタテインメントが誕生した。

 

家庭を顧みずバリキャリ志向のローラを演じるのは、ドラマ版「FARGO/ファーゴ」の共演をきっかけに私生活ではユアン・マクレガーと結婚、『ジェミニマン』、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』、リメイク版『ゆりかごを揺らす手』など話題作に多数出演している、メアリー・エリザベス・ウィンステッド

そんなローラに呆れ気味でありつつ、彼女と共に未曾有のパンデミックに巻き込まれていく夫・トニー役には、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した 227 日』、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』など大作出演が続くレイフ・スポール

超リッチな大富豪、セバスチャン・スネイルを演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズのピーター・ペティグリュー役で知られ、『英国王のスピーチ』、『ターナー、光に愛を求めて』などのティモシー・スポール。ほかにも個性豊かな実力派たちが脇を固めている。

 

このたび、混沌のパンデミックの始まりをとらえた本編映像が解禁

主人公・ローラが秘書・セバスチャンとともにタクシーに乗り込むシーン。家族との約束より仕事を優先し、夫のトニーと埋め合わせの電話をするローラだが、電話越しのトニーの周りは騒々しくて様子がおかしい。

さらにセバスチャンのタブレットにはローマ法王や大富豪ウォーレン・バフェットの訃報の衝撃ニュースが飛び込む…。富豪の頂点とも言えるような実在の人物の名が飛び出し、不謹慎ぎりぎりのブラックすぎるユーモアが映し出される。

まさに<“富”そのものが「呪い」へと変わっていく>パンデミックの始まりをとらえた衝撃の映像が展開する。

★解禁された本編映像

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また、ガルデル・ガステル=ウルティア監督が日本の観客に向けたメッセージ映像が到着! 同時に物語の着想について語ったオフィシャルインタビューも解禁された。


ブラックユーモアとパンデミックの恐怖が同居する本作について、物語の着想から、『プラットフォーム』、『プラットフォーム 2』からの系譜、さらには構想の参考にしたという黒澤明監督の『羅生門』、「ドラゴンボール」について語る必読の内容となっている。

 

 

ガルデル・ガステル=ウルティア監督メッセージ映像

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ガルデル・ガステル=ウルティア監督オフィシャルインタビュー

ーー本作の企画の経緯を教えてください。

 

「世界で最も裕福で権力を持つ人々を襲うウイルス」というアイデアを思いついたのは、脚本家チームのダビド・デソーラでした。

私は以前から特権階級の人物、通常の状況下では決して差別や迫害の被害者になることのない、先進国出身者の視点から語られる、「移住」をテーマにした物語について考えていました。

「最も多くを所有する人々が、常に最も高い生存確率を持つ」という現実を前に社会的ヒエラルキーが逆転することは、ほとんどありません。しかし……もし、その危機が、権力者たちをほぼ無敵にしている「もの」そのものを攻撃したら? もし、“富”そのものが「呪い」へと変わってしまったら? 
比喩的に言えば、これは『プラットフォーム』で描いた“縦の構造”を、完全にひっくり返す試みだったのです。

 

ーー資本主義社会の価値観が逆転していく本作は、そこには日本も含めた今の世界状況に通じるリアリティがあると感じました。資本主義社会の不平等を暴くというテーマは、前作『プラットフォーム』シリーズから連続していると捉えて良いのでしょうか?

 

『プラットフォーム』、そして特に『プラットフォーム 2』を制作する中で、私たちはある非常に不都合な事実を受け入れることになりました。それは、“縦型の社会構造”というものは事実上破壊不可能だということです。
創作の面でも、その世界観にはあまり自由な余地がありません。上にいる者は上に居続け、下にいる者は下に居続ける……あとは運を祈るしかない。そんなシステムの中で描ける対立構造にも限界があります。
『億万長者の不都合な終末』は、そんな盤面をひっくり返してみたいという誘惑から生まれました。これまで常に“無傷”で切り抜けてきた人々が、今度は標的になる。
本作の核にあるのは、「もしも……だったら?」という、小さな思考実験です。私たちは、観客を自分たちの恐怖や欲望、そして矛盾の“共犯者”にしたいと思っています。

私は日本の政治・経済状況について特別詳しいわけではありませんが、おそらく私がよく知る他の社会と似ているのではないかと思います。権力者たちは、自分たちが革命に飲み込まれる前に、たいてい別の方向へ怒りの矛先を逸らす方法を見つけるものです。彼らは持てるあらゆる資源を使って、「下から二番目の者」に「最下層の者」を攻撃させる。だから、そういう意味では、『億万長者の不都合な終末』で起こるようなことは、現実ではむしろ“起こりそうにない”と私は思っています。

 

ーーローマ法王など実在の人物が早々に亡くなり、各国の重鎮が姿をくらます一連の流れはブラックジョークとして面白いシーンでしたが、同時にコロナ禍の緊迫した報道を思い出させました。コロナ禍の経験は本作にどんな影響を与えましたか?

 

私たちが脚本を書き始めたのは、パンデミック以前のことでした。実際、ロックダウンの前日には、ペドロと私で約 45 ページに及ぶ最初のプロンプトを正式登録していたんです。本当に、この先何が起ころうとしているのか、まったく予想していませんでした。冗談抜きで。

そして、実際にそれが起きた。ロックダウン中は、とても現実離れした感覚でした。自宅からビデオ通話で打ち合わせをしながら、前日に自分たちが書いたことが、翌日には現実世界で起きているのを目の当たりにしていたのです。
もちろん、私たちはそこから多くを学びました。そして、人々があのような状況でどんな反応を示すのかを見たことで、映画の中の多くの部分を調整していきました。
ただ、それでも根本の前提だけは変わりませんでした。――結局、勝つのは常に“欲望”だということです。
利己主義というのは、人類にとって極めて大きな進化上のアドバンテージでした……そしてそれは、絶滅していないあらゆる種において、基本的には同じなのだと思います。

 

ーー本作を構想するにあたって、イメージした作品や参考にした作品はありますか?

 

ミゲル・デ・セルバンテスの 「ドン・キホーテ」(1605~15)からル イス・ブニュエル監督『皆殺しの天 使』(62)まで。アルベール・カミュの 戯曲「正義者」(49)から、フランシス・ フォード・コッポラ監督『地獄の黙示 録』(79)まで。黒澤明監督の『羅生 門』(50)から、鳥山明の漫画「ドラゴ ンボール」(85~95)まで。
明確な影響をひとつに絞るのは難しいが、 間違いなく、私たちが観てきたものや読んできたものはすべて、何らかの形で私たちを形作っています。

 

映画『億万長者の不都合な週末』あらすじ

© 2023 RICH FLU A.I.E, NOSTROMO PICTURES S.L., BASQUE FILMS SERVICES S.L., MAMMA TEAM SONDER ENTERTAINMENT S.L.

ストリーミング・プラットフォームの重役プロデューサーであるローラは家庭を顧みず、自身のキャリアにすべてを捧げてきた。華やかな映画業界での成功を目前にしたその矢先、世界では、裕福な人々を次々と死に至らしめる奇病《リッチフルエンザ》が突如発生し、資本主義に支配された現代社
会は、瞬く間にカオスへと陥る。富が死を招く、その極限状態のなかで、ローラが下す究極の決断とは......。

 

映画『億万長者の不都合な週末』作品情報

監督・脚本・製作:ガルデル・ガステル=ウルティア
共同脚本:ペドロ・リベロ、ダビド・デソーラ 製作 :パブロ・ラライン、カルロス・フアレス
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、レイフ・スポール、ロレイン・ブラッコ、ジョナ・ハウアー=キング、ティモシー・スポール
2024年/スペイン、チリ、アメリカ/英語/107分/カラー/ 2.39:1/5.1ch/原題: RICH FLU/字幕翻訳:小河 恵理
提供:シンカ、TCエンタテインメント 配給:シンカ

公式サイト:https://synca.jp/richflu