DIY”で音楽を創造し続けた<エレファント6>とはいったい何者なのか。
変わり者の集まりに見えて、ただひたすらに純粋で創造性が爆発していた彼らの活動の裏側を紐解いていく――
90 年代 US インディー・シーンに浮上した謎多き音楽集団「エレファント6」のドキュメンタリー映画『エレファント6レコーディング・カンパニー』が、2026年7 月 31 日(金)より、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺、シネマリスほかにて全国順次公開される。

1980 年代後半にルイジアナ州ラストンで誕生した<エレファント 6>。
高校時代からの仲間であるビル・ドス、ウィル・カレン・ハート、ジェフ・マンガム、ロバート・シュナイダーらが自宅に集合しては手あたり次第に手に入れた楽器や機材を使って“実験”をはじめる――
サイケデリック音楽に影響を受け、共通の感性を持っていた彼らはコロラド州デンバーやジョージア州アセンズといった小さな大学都市へ移り住み、新しい音楽を創造しようと“実験”を重ねた。それは、ちょうど旧式の 4 トラックおよび 8 トラック録音技術が一般に普及し始めた時期と重なる。
間もなく「オリヴィア・トレマー・コントロール」、「ニュートラル・ミルク・ホテル」、「アップルズ・イン・ステレオ」という3つのバンドが生まれ、これらはエレファント 6 の基盤となった。その後、数多くのバンドがコレクティヴに参加することとなった。
ロバート・シュナイダーと友人でもあるチャド・ストックフレス監督が約 10 年の歳月をかけてカメラを回し続けた本作。
関係者へのインタビューはもちろんのこと、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のイライジャ・ウッド、『エターナル・サンシャイン』(04)のデヴィッド・クロスなども出演し、登場人物は多岐にわたっている。
家賃の安い大きな家を借りて仲間たちと暮らし、ある時は部屋にアルミホイルを貼り付けてはスタジオにするなど、彼らは常に DIY で創造することにこだわり、レコーディングを重ねていた。
友情ではじまった彼らの活動は、当時主流だった音楽への反発心もあいまって支持を広げ、アメリカのミュージックシーンにかつてないムーブメントを巻き起こした。
90 年代とはいったい何だったのか、<エレファント 6>がどれだけ愛されてきたのか――これは、彼らの貴重な記録であり、未来のアーティストたちへのメッセージでもある。
本作は、2019 年に返却必須のレンタルビデオ方式のみで公開され、これまでVHS ビデオテープでしか見ることができなかった幻のタイトルだった。
本国アメリカでは、 2022 年 11 月にライブ映像等が追加されるなどアップデートされた最新版が公開され、大きな反響を呼んだ。
日本国内では小山田圭吾やカヒミ・カリィがメンバーたちと繋がりがあったことから当時から根強い人気を集めていた。
ファンが待ち焦がれていた待望作が遂に日本で劇場公開を迎える!
この度、ポスタービジュアルと日本版予告編が解禁。

ポスタービジュアルは<エレファント 6>の先駆者であり中心的バンドの「アップルズ・イン・ステレオ」のロバート・シュナイダー、「オリヴィア・トレマー・コントロール」のビル・ドス、ウィル・カレン・ハート、「ニュートラル・ミルク・ホテル」のジェフ・マンガムを筆頭に、「オブ・モントリオール」「エルフ・パワー」「ミュージック・テープス」などなど、数多くのユニークなバンド、アーティストの“仲間たち”が勢ぞろい。
大きな家で共に暮らしては、DIY スタイルで音楽を創造し続けた彼らの、どこか浮世離れした雰囲気と飾らない魅力が伝わってくるビジュアルとなっている。
予告編では、「アップルズ・イン・ステレオ」の“Tidal Wave”、「ニュートラル・ミルク・ホテル」の”In The Aeroplane Over The Sea“の音源に乗せて、インタビューと貴重なライブ映像が切り取られており、イライジャ・ウッドやデヴィッド・クロスなども登場。
ジェフ・マンガムの「音楽を一緒に作ることが楽しい」の一言が象徴するように、正解も間違いもなく、彼らは仲間と好きな音楽を創り続けていたのだ。
数々のアーティストが互いに影響を与えながら、好きな音楽を創り続けていたことが伝わってくる内容に仕上がっている。
『エレファント6レコーディング・カンパニー』
監督・製作・撮影 :チャド・ストックフレス
出演 :ロバート・シュナイダー、ビル・ドス、ウィル・カレン・ハート、ジェフ・マンガム他
2022 年/アメリカ/英語/93 分/カラー/ビスタ/5.1ch
原題:A Future History Of: The Elephant 6 Recording Co.
日本語字幕:大熊香奈/字幕監修:坂本陽一(ワイキキレコード)
提供:トーキーマジック、キングレコード/配給:キングレコード