中国映画『ボタニスト 植物を愛する少年』(監督:ジン・イー)が、2026年5月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国順次公開される。
中国・新疆(しんきょう)の雄大な自然を舞台に、植物を愛する少年アルシンの内面の揺らぎと成長を描いた本作は、自然と人間の関係、記憶と時間、現実と幻想が静かに交差する詩的な物語だ。
このたび公開を前に、ジン・イー監督から日本の観客に向けたビデオをメッセージが到着。本作は4月14日に中国全土で公開され、満席回も続出するスマッシュヒット中。監督はプロモーションツアーの只中で、地方都市からのメッセージ配信となった。
ジン・イー監督のメッセージ全文

5月15日に、私の映画を日本で皆さんにお届けできることを、とても嬉しく思っています。
これは私にとって、本当に貴重な機会です。
私の故郷は、中国西部の新疆(しんきょう)にあります。
そこは、世界でも特に海から遠い場所です。
それでも私は、海のことを思い描いていました。
映画の主人公アルシンも、 まわりの人たちを植物のように想像しています。
彼は、自分と彼らとの最も大切な記憶を標本にして、残そうとします。
映画の中で、(互いに淡い思いを寄せる)アルシンとメイユーはまったく異なる民族ですが、それでも彼らは、一緒に遊び、心を通わせます。
風を感じ、水を感じる。
私は、植物標本を残すように、お互いの記憶を残していくことが何より大切だと思っています。
そうすれば、この世界で私たちは植物のようにつながり合えると信じています。
映画館に足を運び、この作品を応援してくださり、本当にありがとうございます。
いつか皆さんと直接お会いできる機会があれば嬉しいです。
それでは、また。
バイバイ!
また今回同時に、植物を愛する主人公のカザフ族少年アルシンと、隣村に住む漢族の少女メイユーとの淡い恋の想いにフォーカスした新予告編「太陽と月編」を公開。さらに一部の上映館で販売されるオルタナティブポスターデザインの情報も解禁された。
今回制作された予告編は、主人公アルシンが、失踪した伯父から聞いた太陽と月の愛の物語から着想されています。アルシンのモノローグを中心に構成された今回の予告編は、本作のロマンティックな要素を全面に打ち出したものとなっています。

この度発表されたオルタナティブデザインのポスターイメージは、映画の主人公とヒロインを全面にあしらったもので、前回とおなじ青藍氏が手掛けたイラストがフィーチャーされた。主人公アルシンのニットのベスト、少女メイユーのプリントのワンピースが細やかに再現されている。
このポスターは一部の上映館にて限定販売される。